洞窟おじさん

新聞を見ると月曜日なのに、サラメシはないようだった。じゃあ、カバーズは?とBSの番組欄を見ると、なになに「洞窟おじさん」だと?

出演者にリリーフランキー生瀬勝久尾野真千子の名前がある。

これは面白いはずと、21時にテレビの前に座る。

2時間釘付け。何もできなかった。

面白かった。NHKこのごろは民放以上に番組の前宣伝をするのに全く知らなかった、こんなドラマをつくっていたなんて。

芸達者な人ばかり使って、内容も濃い、えらく贅沢なドラマだと思っていたら、最後に10月に4週連続でもう少し詳しい内容のドラマをすると予告が出た。なるほどなるほど。だってそれぞれのエピソード、もっと知りたいと思ったもの。

ドラマの最初にこれは実話ですと流れた。

 

主人公が出遭う親切な夫婦の妻の役の人、巧くてとても素敵で誰だったっけ、知っている顔だけれど名前が出てこない。最近見ないと思っていたけれど、こんなに素敵になっていたんだと最後に名前を見たら、木内みどりだった。

洞窟おじさんの取り調べをする刑事ふたりとおじさんの掛け合いもとても面白くて、「いいないいな、このドラマ。」と思って見ていた。そして最後までそれが続いた。

こんな人がいたんですね、いるんですね。本も出しているようだ。

人が生きるってなんと大変で残酷で過酷で苦しくて、でも楽しくて面白くてドキドキして涙と汗と冷や汗がつまっていて動物だから臭くて、でも出遭いが何と彩るのだろう、シロも有り難うね、おじさんの何年かを守ってくれて。

衝撃的なドラマでした。一日経っても心が温まっている。