見れども見えず

二階の和室は下記のように炉が切ってある。

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茶道口は右下。畳の敷方がまちがっている。畳表を変えるときに敷き直してくれと言ったが業者は床柱に合わせて微妙に厚さを変えているのでできないとことわり、あらがうことをせず、そうなのかと素直に引き下がって今に至る。

炉を切ったのはツレアイの姉孝行である。苦労した姉をいたわりたくて家を建てるときに姉が我が家を使って茶会をひらけるようにという思いで一階の八畳と二階の六畳に炉を切った。

ツレアイは茶は知らないが設計者にその希望を伝えて任せて、その結果がこれで、しかも二階は待合に使い、茶は点てなかったので義姉も気づかずに来たのだと思う。あるとき、義姉が「畳の敷方、まちがっているなぁ」と言った。私はそのときはお茶はまだ習っていなかったので、畳の表替えをするときに変えればいいかなぐらいに思った。

で、その機会にそう言ったのだが、そのときもまだ私はお茶を習い始めたものの本気ではなく、そうなのかぁ、残念、ぐらいにしか思わなかった。

そして昨日から二階で練習を始めて、やっと気づいたのである。この他にもおかしい点があることに。

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炉畳の縁の位置がおかしいことに。赤で描いた部分に縁があるべきなのに、炉の右側にある。(上図左のコメントは畳の敷方がおかしいということを言っている。今の話題は赤の縁があるべきが右側にあるおかしさ。)

 

家を建てて24年になる。お茶を私が習い始めて12年になる。(といってもまじめにやり出してからは3年だが。)のにこんな基本的なことに今まで気がつかなかったなんて、ええ加減にもほどがある。

 

そして次の機会にするが一階の八畳にも茶室というには問題があるのである。