久しぶりの東京
8月16,17,18と東京は国立に。
受講している通信講座、NHK学園の「古文書夏期集中スクリーニング」に参加した。
ちょっとモチベーションが落ちているのでその回復になるかと申し込んだ。
結果は行ってみてよかった!
3つの講座を受講。
「初心者のための古文書教室」
「旗本用人と村」
「慶応2年信州中之条代官所の米穀調達活動」
実に面白かった。「初心者のための古文書教室」では3つの古文書を扱った。
(当村百姓盗賊宿仕る一件につき一札)(番人精勤につき一札)(首くくりにつき申口)
わかりやすい説明。講師の笠原綾先生は紗の着物で登場。語り口が親しみやすく、洒脱ですばらしかった。隣の部屋に古文書の実物を広げ、触らせてもくれた。
「旗本用人と村」も武蔵国多摩郡連光寺村の名主役をめぐって本家と分家の争いに旗本用人が紛れ込み、裁判沙汰にまでなる一件。たくさん残る古文書をテンポよく解説してくれた。
「慶応2年信州中之条代官所の米穀調達活動」はちと高度。初心者にはきつかったが、幕府領の様子が垣間見れた。
東京駅で中央線に乗り換え、約一時間。国立はいい町だった。
さくら通りの桜並木、春に来たいものだ。NHK学園と国立駅は2キロ弱なので、始めはバスを利用したがあとは歩いた。
こんなレトロなポストがさくら通りにちょこんと。
三鷹に住む息子の下宿に泊まった。初日は三鷹の蕎麦屋に連れて行ってくれた。「きびや」。なるほど美味しかった。そば湯のねっとり感にはびっくり。
二日目は材料を買ってビーフカレーを作る。太宰治が愛した跨線橋にも連れて行ってくれる。まじめな暮らしぶりで安心した。
ここを足がかりにしばしば上京してみようかなと思った。