鴨川が締め
楽美術館を後にして少し歩く。京都に住む友人なので、地理がわかっていておまけにグルメさんなので有り難い。
少し行くと「とらや」があった。私はこのときまで京都にとらやのお店があるとは露知らなかった。
近くに「縁」という料理屋さんがある。とらやの近くなので通の間では「ねこや」と呼ばれている評判の店らしい。
ランチを食べる「旬 華遊亭」。
このあと、若い人たちが主催する茶会に参加。大徳寺の近く、紫野高校のグラウンドの隣。
若者の茶に向かう姿勢がキラキラまぶしくて清々しい茶会だった。着物を着ていたためか、そして一番年長だったためか、正客をやらせていただく。ある大学の茶道部つながりの人たちであったが、主催者は茶をカナダ人に習っているという。もう一人はデンマーク人に習っているという。端々に日本人よりもっと茶禅一味の稽古であることがうかがわれ、これまた感動。
その後、バスで移動。北大路バスセンターで降りて、鴨川の河原へ。テント張りの簡易茶室で茶をふるまっている御仁がいるときいて訪ねた。主菓子はふかしたサツマイモ。茶は「育みの白」、手捻りの茶碗でいただいた。このお茶のおいしかったこと。。。話はお茶以上に味わい深く、またたくまに時間が過ぎていく。ただものではない、この人は。
日も落ちて薄暮の中を地下鉄に急ぐ。
実に楽しい一日であった。お茶でつながれていく出会い。。。